公立の制服について

公立の幼稚園で着る制服について

幼稚園は義務教育ではないため、私立が一般的になっています。地域によっては公立の幼稚園がほとんどないというケースも少なくありません。しかし、市町村によって公立の幼稚園が多数設置されているところもあり、それぞれ私立とは異なる特色が見られます。特に経済的にあまり余裕のない家庭においては、子どもを市立に入れることで、かなり助かるとされています。

しかし、住所などに関して一定の基準が設けられており、希望全員が公立に入ることができるというわけではありません。この点においては小学校や中学校とは大きく異なります。小学校や中学校であれば、学区の中に居住してさええれば誰でも市町村立の学校に通うことができるような仕組みになっているためです。

そして、公立の幼稚園では私立の場合と同様に制服があるというケースが多い傾向にあります。この点に関しては幼稚園は中学校と共通ですが、小学校と比べると異なります。小学校では制服がないのが普通です。私服を着て登校して私服のままで授業を受けます。体育のときには体育着に着替えますが、それ以外のときには原則として私服を着ています。幼稚園においては、制服を着ているのが通常の服装です。

主にバスに乗るときから、遊ぶときまでです。制服は冬と夏で異なるものが用意されていることが多く、冬用のものは防寒具としても役立つ作りになっています。そして、前開きでボタンが付いているという形状のものが多いです。入園したばかりの園児の場合には、両親に着せてもらうことが多いですが、慣れて来ると自らの力で着られるようになります。また、夏用のものに関しては、半袖になっているというケースが多く、熱が籠もりにくい作りになっているのが一般的です。

市町村立の幼稚園でこういった制服を設けているのにはきちんとした理由が存在します。それは、貧富の差が露骨に顕れないようにするためです。裕福な家庭の園児は、ブランド品や素材の良い衣服を着せてもらうことができます。そのため、あまり裕福でない家庭の園児との格差が露骨に見えてしまうためです。そうなると、分け隔てなく友達を作って仲良く遊ぶということが難しくなってしまいます。それを防止するという目的から公立の幼稚園では制服が用意されているのです。

また、全員が同じ制服を着るようにすることで、仲間意識も育むことができるようになります。そして、対人能力を身につけるのに役立つというわけです。